5月11日 4限

こんにちは。後藤ゼミ3年の長谷川です。
この度、はじめて後藤ゼミのブログを書かせていただくことになりました。
拙い文章かと思いますが、最後まで読んでいただけましたら幸いです。

本日のゼミではまず卒業論文の発表の注意の説明から入りました。
今年度より後藤ゼミでは前期の間は一人最低1回、学生2人と先生で研究室にて
少人数の卒論指導を行うことになりました。

で、本日3限に第一回目の卒論指導を4年小林さんと3年春山君が受けたのですが、
3年生と4年生との伝達不足等により、片方が不十分な準備のまま指導を迎えることに
なってしまいました。

そのこともあり今後卒論指導を受ける際は、本ゼミの教科書である「社会調査のアプローチ
Kさんの卒論はじめて物語」を読んだうえで、本書に掲載されている研究計画書に沿って
自身の卒業論文の研究計画書を作成、人数分印刷し持参するという説明がなされました。

私自身も6月に卒論指導があるので、研究計画書の作成にはまず書式面(もちろん内容も)に
注意して、作成を進めていきたいと思います。

二つ目に東京探検団の企画書の提出が行われました。
東京探検団とは「東京」の未体験ゾーンを探検。探索・探訪し、社会学的想像力を高めるとともに、
写真撮影を促進するためのプログラム(2017年度年間スケジュールより引用)で、本日までに
各自最低1点企画書を提出することになっていました。
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東京探検団の企画書を提出するゼミ生

東京探検団に関しましては5限に議論が行われたので、詳しい説明は5限にブログ担当の
田野さんよりあるかと思いますが、私から一言だけ感想を述べると、
私自身の企画書を含め、多くの企画書が東京の時代性、歴史性、共通性、相違性まで掘り下げて企画されている
ものが少なく、思い付きの観光地などをただ平板に並べるのではなく、しっかりとした下調べや自身の社会学的
考察をした上で書かなければならないと痛感させられました。

三つめに本日4限のメインであるインタビュー実習を行いました。
インタビューとは社会学を学んでいるもの・学んだものなら1年生の時に習う基本中の基本である社会調査とりわけ
調査票調査などに代表される量的調査とは異なる質的調査の部類に入る調査手法であり、
多くの学生が卒業論文等で調査方法に使うなど王道の調査方法です。
もちろん後藤ゼミでもメインプロジェクト(写真で語る東京の社会学)のキャプションを書くのに、調査方法として
よく利用しています。

まずはインタビュー法の基礎的な説明から入りました。
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インタビュー法の基本的な説明をする後藤先生

上記写真に写る板書の通り、一口にインタビュー法といっても3種類に分かれます。
簡単に私のほうでまとめると
1.構造化インタビュー・・・あらかじめ質問項目が決まっており、質問項目に沿ってインタビューする。
2.半構造化インタビュー・・・質問項目はあらかじめ決めるが、その都度自由な語りを引き出す。
3.非構造化インタビュー・・・あらかじめ質問項目は決めずに、自由な語りを引き出す。
となります。

本日は、ゼミが始まってから1か月、お互いに打ち解けあってきたものの、まだ見えていないところがあるかもしれないということで
他己紹介(他人のまだ見ぬ一面を自分が聞き取って、他人になりきって発表する)を非構造化インタビューで行うことになりました。
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インタビュー実習を行うゼミ生

はじめは互いに知っているから何でも聞けるだろうと高をくくっていましたが、いざインタビューをやってみると
一貫性のないことを聞いてしまったり、良い回答が相手から引き出せなかったりと難しかったです。
また、インタビューされる側に立っても、自分がべらべらとしゃべってしまい、相手が本当に聞きたかったことに答えられなかったかもしれません。
実際にキャプションの調査で町でインタビューをするときは、今回のように内輪ではなく、赤の他人にするので本日以上にしっかりと計画を練ってから行わなければならないと思います。

次にインタビュー実習の成果を発表し、相手からコメントを頂くということを行いました。
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野中さん、春山君について発表をする4年ゼミ長・本多さん

ここでは短くまとめることもあって、インタビューの語りをすばやく話し言葉で言語化するという力が求められます。
私もやりましたが、お二方ともの共通点みたいな話をしてしまい、両者の相違性があまり協調できませんでした。

まとめとして後藤先生より「何を聞けばどんなことが引き出せるのかを戦略的に選んで、相手から疑念を持たれないようにやっていく必要がある」とのアドバイスをいただきました。
今まで何回もインタビューを行ってきた私は、慣れもあってか一種の慢心を持っているということが分かったので、自己流にとらわれず、時と場合を考えながら今後、インタビューに取り組んでいけたらと思います。

4限の内容の記事はここまでとなります。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
文責:長谷川圭亮(2017年度3年ゼミ生)

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