日比谷公園 FW(3班)

5月7日13時。
昼下がりの日比谷駅A14出口前に集合し、
緑溢れる都心のオアシス、日比谷公園を眺める。

4年班員:宮原(班長)、松本、大橋
3年班員:山本(副班長)、小俣

JR有楽町駅方面へと歩き、
ゴジラの銅像が近くにあるファーストキッチンで昼食を取りつつ
何を調査しようかと事前に調べた情報を主軸に作戦を練る。

小腹が満たされ、話に織り合いが付いた所でいざ出陣である。
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我々が調査するのは日比谷公園内に設置されている「思い出ベンチ」。
ベンチの設置金を寄付すると
ベンチのプレートにメッセージと名前を入れる事が出来るという、
東京都が企画するなかなか憎い事業だ。
公園内に入ってすぐに結構な数のベンチが目に入る。
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↑隙間無く列を成すベンチ密集地帯。
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↑ベンチに埋め込まれたプレート。

色々なメッセージがあり、それを読みながらの公園散策も悪くない。
だがしかし、我々は昼食後の散歩に来たのではない。調査に来たのだ。
そう自分たちに言い聞かせ、公園を回る。

公園内を歩いていると、やはり膨大な数のベンチが目に入る。
そして、ベンチが必要の無い空間というものが公園内に見られなかった。
明治に造られた歴史のある公園で、皇居の目の前という事もあるのか
空間や環境の設計が隅々まで配慮されていて、
公園とは違う、庭園の雰囲気を存分に醸し出していた。
そんな文明開化の時代から都心で人々を癒し続けてきたこの場所には、
人々が集まり、ベンチの需要がこれ程にまでもあるのだ、
と、我々に見せ付けてくれたような気がした。
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↑巨大な池の主が歴史を伺わせる
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↑緑があればベンチはいらない。
そんな彼の心の叫びが聞こえてきそうだ。
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↑鳩と戯れるゼミ生。

ベンチに座り公園の雰囲気を味わう。
休んでいる間にも立派な参与観察が出来る。
お徳だ。

その後、園内にある日比谷図書館で資料を洗いながら今後の方針を話し合う。
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↑公園内の日比谷図書館地下食堂

・ベンチと事業の調査
・公園の歴史と活動の調査
・公園利用者へのインタビューの必要性
・都への質問内容
などなど。
これからやらなければならないことは山程ある。
ビルが軒を連ねる忙しい東京の街中へと踵を返し解散。
お疲れ様でした。
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文責:大橋伸哉(2007年度4年ゼミ生)

歩み