9月28日

後期が始まってから初のゼミです。
今日は2次案の発表であり初のボツ(作品化できない)が誕生してしまう日でもあります。

まずは、じっくり各班の作成したキャプションを読み込みます。
前回の1次案からどれだけ写真のおもしろさを追求できたかが、出来に反映してきます。

blog_20090928_1_01.jpg
じっくり読み込む4班・5班の皆さん
さて次は、各キャプションに関する疑問をお互いにあげていきます。
blog_20090928_1_02.jpg
1班のヴィトンに対し質問する4年朴君
今日はOBの石塚さんがいらっしゃいました。
石塚さんから、物凄く貴重なご意見をいただきました。
本当に、後藤ゼミは先輩あってこそだと感じた瞬間でした。
以下簡単に紹介を。
・調べた側や知っている側かたしたら、「当たり前」のことも、それ以外の人からしらないということを意識してキャプションはつくるべし。
・1のことを10で書いてはいけない。
・フィールドワークは観光ではない。ある程度の情報を知った上で行くことが大切。
・先生のロジックに振り回されているが、それは現役生がちゃんと調べていないからだ。
・もっと本を読むべし。
blog_20090928_1_03.jpg
現役生に活をいれてくださった石塚さん。
その流れで後藤先生から、活字に対する意見がありました。
・本や新聞は物質的に読みましょう。
・新聞は社会学にヒントを与えてくれる。
・インターネットは新聞記事のように記事面積などのようにその内容の重要性を皮膚感覚で確かめうことはできない。
・新聞や本は立体的だが、インターネットは平板。

更には
「就活するなら日経とれよ!!!」
という一言が。
・新聞を毎日読むことは、自分の成長を確かめられる。
・新聞を毎日読むことで、今まで見えなかったものが見えてくる。
・日大生は、自分が成長していることをリアルに実感できていない。

と、言った感じで、4年の私は去年から今までの自分の成長を少しばかり振返ってみました。

次に5つある班の中で2班が一番「社会学」が出来ているとなったので、なぜ前回から格段に飛躍したキャプションをつくることが出来たのか、その経緯を教えてもらいました。

・まずみんなで写真を見て、疑問でも何でも黒板に書く。
・なんで、なぜの連続を繰り返す。
このことにより、全員が疑問や理解、おもしろさを共有することになる。そして、そこから発見したことを構想し、つなぎあわせ、一つのキャプションが完成していく。
ここで重要になってくるのが「対話」
言葉をかけるだけでは対話にならない。意味、情報を共有し、物語を構想していくことが、実質的な対話になる。

今日は、本当に色々とためになる話がてんこ盛りなゼミでした!

と、ここでボツになってしまった作品をご紹介します。
・1班の京品ホテル
これは前期からの引継ぎ作品。一番肝心の京品ホテルの歴史が封印されてしまっ ているので仕方がないですね。
・4班の六義園のしだれ桜
季節ものはやっぱりキツイようです。

首の皮一枚で生き残っている作品もあるので、また来週が怖いです。

ここで授業自体は終わり、研究室に移動してPLPとそれ以外のゼミ生と先生でポスターの話しあいを行いました。
blog_20090928_1_04.jpg
三つの案を見比べるPLP
blog_20090928_1_05.jpg
意見を述べる3年の小田桐さん
話はまとまったようで、もうすぐ私たちのポスターが完成するみたいです!

「展覧会まであと50日」
文責:伊藤しおり(2009年度4年ゼミ生)

歩み