6月5日 ゼミナール後半

ゼミ後半です。 15:30から3年生による卒業論文の構想の発表がありました。
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構想を発表する3年生。

3年生の構想は、メイクの変遷。髪をすごく明るくする人の理由。なぜ女性はスカートを履くのか。
CMや広告について。デモについてなど、さまざまなテーマでした。
発表後、ゼミ生から質問や提案をもらいました。
3年生は、まだ初期の構想段階で、もっと内容を詰めていかなければならないといった様子。

後藤先生は、社会事象に焦点をあてることで何を解き明かすのかすじ道を立てて説明し、
学術研究の土俵に乗せることが大切だとおっしゃっていました。
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発表や質問を踏まえアドバイスを下さる後藤先生。

前回のゼミに出席できなかった4年生も同様に卒業論文の構想を発表しました。
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発表をする4年菅原さん、平山さん。

菅原さんは、「キャラクターコミュニケーション」について、平山さんは「食と遺伝」についての
構想を発表しました。

休憩後の17:00から、いよいよプロ倫の議論が始まりました。
今回から3年生と4年生から2人ずつ司会を選出して、議論をすることになりました。
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司会をするゼミ生。左から3年松田さん、加邊さん、4年奥洞さん、泉さん

最初は発言をする人がおらず沈黙の時間が続きましたが、1章の内容の確認や、黒板にまとめを
することで、徐々に発言も増え、どんなことが書かれているのか明らかになっていきました。
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意見を述べる4年吉田さん。
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最終的な意見のまとめ。

議論や後藤先生の解説からわかったこととして
プロテスタントは、カトリックにプロテスト(反抗)した存在で、主にカルヴァン派とルター派に分かれる。
カルヴァン派は世俗内でも徹底的に禁欲をしているのに対して、ルター派は教会等の世俗外の
禁欲を行う。徹底的に禁欲ができなかったのがルター派である。
カルヴァン派の予定説は、生まれながらにして神に救われる人は決まっており、人にはどうすることも
出来ないという考えである。
そのため、カルヴァン派の人々は自分が神に救われる存在であると思い込み(ここまで禁欲している
のだから自分が選ばれた存在なのだと思う)行動をする。
その果てに、財の浪費がなくなり、貯める、資金にする、ということが繰り返され、資本主義が
発達していった。
また、魔女裁判や伝統に従うといった、非合理的な考えが是正され、合理化が進んでいった。

ゼミ生が司会をつとめてのプロ倫の議論は初めてでしたが、議論の方向性はよかったと先生が
おっしゃっていたので、この調子で内容を深めていきましょう!!
文責:澤野孝太(2013年度3年ゼミ生)

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