東京探検団 東京地裁傍聴

今日は、3年鈴木さんの企画「東京地裁傍聴」です。

とてもいい天気に恵まれました。
というか、熱中症になりそうなほどの暑さでした。

13時に霞が関駅のA1出口に集合!

参加者は、
3年:鈴木(企画者)、糸井、荻井、磯本、米田、峰政、
   三枝、川添、松本、北村、坂本、有田、矢崎
4年:樋口、小池、吉田、山崎(杏)、春日、嶋、小田桐、
   池田、渋川、河村
                      の23名でした。

裁判所は、A1出口のすごく近くにありました。
裁判所までの道では、お年寄りが東京大空襲訴訟についてのビラを配っていました。


裁判所の中は写真が撮れないということで…
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↑4年の春日さん、吉田さん
「裁判所」と書いてある看板の前で撮ってみました。

裁判所の入り口に入ると、

荷物をX線の機会に通し、手ぶらでゲートを通るという
まるで、空港の様なセキュリティチェックを受けました。

そして、企画者の鈴木さんから手作りしおりを受け取り
それぞれ傍聴する裁判を確認!
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↑鈴木さんが作ってくれたしおり
 写真だと見にくいですが、非常によくできています。
 ありがとう!鈴木さん。

裁判ごとにいくつかのグル―プに別れて、いざ出陣!!!

私たちがいたグループは、
13時30分から、422法廷で
強盗致死の裁判を見る予定だったんですが…

行ってみたら、ドアの前に人々が並んでいる状態。
人気の裁判だったのか
「ここから後ろの人は、入れません!」
と裁判所の方にいわれてしまいました(><)

残念

しかし、ここで帰るわけにはいかない!←当たり前ですね。笑
1階にもどり、裁判の日程が書いてある法廷表を調べまして
今度こそ、傍聴をするために法廷へ!


■14時-14時30分
 713法廷
 平成22年合(わ)第19号等 住居侵入等
 審理

という裁判を傍聴

時間になると、被告の男性が手錠をされ出てきました。

裁判は、

・検察官の論告
・弁護士の弁論
・裁判官が被告人に「最後に言っておきたいこと」聞く
・判決の日にちを決める

という流れでした。

内容は簡単に言えば、
女性2人に対して、住居侵入をし強姦をしたという事件でした。

争点は、
被告人に事件当時責任能力があったか否か ということでした。

傍聴してた人は、私たち12名のほかに
裁判好きのおじさん、御茶ノ水の女子高生2人、女性2人、
開廷前には週刊誌を読み、始まると居眠りしていたおじさん、
私服の男性、フォーマルな格好をした男性5人
といった感じでした。

感想としては、
・被告人が終始落ちるかない様子で、最後に言っておきたいことで
 背中を丸め泣きながら話していたのが印象的だった。

・傍聴席と被告人との距離が近くて、少し怖かった。

・判決の日にちの決め方に驚いた!
裁判官:「次回の判決は○月○日○時からでいいですか」
弁護士:「○時はちょっと…」
裁判官:「じゃあ、○時は?」
弁護士:「それなら大丈夫です」

結局、この後日にちも変更されてました。
友達と遊びの予定を決めるかのように、
裁判の中で日程を決めるというのに、びっくりしました。

14時25分ころに終わり、次の裁判へ

■14時30分-15時30
 703法廷
 平成22年特(わ)第1365号
 東京都青少年の健全な育成に関する条例違反
 児童売春児童ポルノに係る行為等の処罰
 及び児童の保護等に関する法律違反
 新件

今日から始まる裁判ということで

・被告人に、名前、本籍地、住所、仕事を言わせる
・検察官が起訴状を読み上げる
・被告人にも起訴状を示す
・黙秘権があること、発言は全て証拠になることを説明

この後に弁護士が話す予定だったのですが、
弁護士から「次回にします」という発言が。

次回の記日を決め10分ほどで終わりました。

内容を簡単に言うと、

被害者は2人いてどちらも18歳以下の女性
被告人は妻子もちでありながら、出会い系を通じて女性と知り合い
援助交際みたいなことをしてたということです。

感想としては、

・被告人の服がカジュアルで、(銀のコンバースにポーターのバック)
 1つ目の裁判の被告人はスーツを着ていたので、そのギャップが変な感じだった。

・さらに、1つ目の裁判と比べると重々しさがあまりなかった。

・検察官がどんな言葉もたんたんと話していたのが印象的だった。


今日は自由解散ということで、
裁判が終わり1Fで同じ裁判を見ていた人たちと感想などを言い合いました。

・ドラマみたいだった
・裁判がサクサク進んでいった
・被告人との距離が近かった
・被告人が見世物という印象をうけた
・検察官がかっこよかった(笑)←吉田さんが言ってました!
・裁判好きのおじさんは、ノートに今日のタイムスケ―ジュールを
 書いて裁判に臨んでいた
・傍聴席にやくざがいた
・傍聴席にいた人たちがすごくメモをとっていた  など

様々なことを話して、

14時47分には、解散しました。

私は2つの裁判を傍聴しましたが、

■覚せい剤使用で捕まった人の裁判
・被告人は暴力団員
・被告人を連行した暴力団対策の警察が証言した
・傍聴席の最前列には、暴力団の仲間が監視にきていた

という裁判を傍聴していたグループも。

裁判所では、毎日毎日さまざまな裁判が行われているんですね。

本当に貴重な体験でした。

企画者の鈴木さん、朝から法廷表調べて、裁判決めて、人分けて…
本当にありがとうございました。

解散後には、隣に建ってる法務省に見学にいった人も!
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↑見学でもらった認定書を持ち笑顔の3年有田さん、米田さん、磯本さん


みなさん、暑い中おつかれさまでした!
<文責:4年ゼミ生 小池悠>

歩み