W杯日本-クロアチア戦の際の新宿コマ劇場前広場オブザベーション 1998年6月20日(日)
1998年は、フランスで今世紀最後のサッカーのワールドカップが開かれた年。日本も初出場を果たしましたが、アルゼンチン、クロアチア、ジャマイカに全敗という結果でした。ワールドカップは、日頃なかなか発現しないような現象を世界各地で引き起こします。「東京」で見られる「東京」ならではの表情は何か。私たちが目につけたのは、新宿・歌舞伎町のコマ劇前広場に集結して、巨大スクリーンで生中継される日本の戦いぶりに熱狂する1万人以上の人々の様子。写真は、対クロアチア戦の時のものです。4ゼミ生6名、3ゼミ生3名、2年生3名、ゼミ生の友人の経済学部生1名、+後藤の合計14名でオブザベーションしながら、簡単なインタビュー調査も試みました(約100名分のデータが取れました)。人々のボリュームの圧倒的大きさ、サポーター以外の人々の存在、そこで繰り広げられる様々な人間模様。そこには、確かに「東京性」が醸し出されていました。この成果は、きっと展示作品に結実することでしょう。ご期待あれ。