6月2日後藤ゼミ

本日は第1回タイトル・キャプション案の発表会・検討会でした。

まず、各自配布されたキャプション案に目を通し、いよいよ各班ごとの発表です!

1班 定点観測
「銀座花物語?露店花屋からみえるもの?」
高級クラブが軒を連ねる銀座7丁目の夜にスポットをあて、そこに現れる軽トラックの花屋とその花を買う男性とクラブの女性の写真から、花屋を通して銀座を見る。という面白い発想のものでした。
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外見と説明していることのギャップが激しい中村君
2班 築地
「頑固都政?海鮮丼はどこへ??」
写真は築地の場外市場の様子を撮っており、内容は築地の移転問題に対する、東京都vs市民というものでした。
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何だか癒される声を出して説明している森さん
3班 副都心線
「新高級路線!??東から西へ?」
写真は新宿高島屋前にある新宿三丁目駅。
副都心線開通による、百貨店戦争を取り扱っており、特に池袋駅にある東武・西武百貨店にスポットをあて書いていました。

4班 近代建築
「園長、裸電球に目が光る」
写真は立川にあるふじ幼稚園にある裸電球。
利便性が追求される今だからこそ、不便さの中で育てていこうとしている、園の教育方針を取り上げていました。
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アーティスティックな説明をする古瀬さん
発表を一通り終え、次は各班のキャプションに対する意見・質問・批評タイムです。

1班
・値段は?客層は?
・花はもしかしたら質がいいのでは?

2班
・考察というより、事実を書いてる。
・場外市場と場内市場の違いは?

3班
・写真とキャプション内容にズレがあるのでは?
・改装したら中に入っているブランドも変わるのでは?

4班
・何が東京らしいの?
・建築はどこにいったの?
・この幼稚園だけ着目して不便さを強調するのは無理なのでは?

などなど、痛いところを突かれたり、なるほどと思わせるような意見が出てきて、今後の参考になったと思います!

休憩を挟み、後半戦の突入です!
まず後藤先生から各班に対する意見をいただきました。
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温厚そうな顔立ちから出てくる、出てくる厳しい言葉!の後藤先生
1班
・写真が悪い。
・銀座を象徴するマークを写真に入れるべき。
・銀座と花の関係はおもしろい。
・インタビューが無理なら直接観察で色々発見していこう。

2班
・中央卸売市場と地方卸売市場の違いをもっと理解しよう。
・品物のルートはどうなってるんですか?
・築地の事実ではなく築地の社会学にしていこう。

3班
・この写真では何を伝えたいのかわからない。
・百貨店のパルコ化
・百貨店のバイヤーとは?
・店舗改装による扱う商品の変化は重要。
・デパートの実態をもっと調べてみては?
・百貨店相関図。

4班
・テーマを変えたほうがいいのでは?
・社会学になってない。
・東京性もない。

今の段階でキャプションが書けそうなのは、順に1班、2班、3班・・・
そして全くと言っていいほど希望が見出せない4班という感じでした。

最後にもう一度、意見交換(今後4班はどうすべきか!を重点的に)をして今日のゼミは終了。

再来週の第2回タイトル・キャプション案の発表会・検討会まで、各班キャプションを練りに練っていきましょう!

特に4班!合言葉は「不可能を可能に!」ですよ!
文責:伊藤しおり(2008年度3年ゼミ生)

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