10月2日 ゼミ後半

今回のゼミ後半は16時からの遅めのスタートです。
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休憩から帰ってき始めるゼミ生。



本日のメインであるキャプション2次案です。

先週のゼミは調査にあてられたため、2週間で出来た調査報告をしました。

調査が進んだ題材のみ書いていこうと思います。



まずは1班から。

【皇居ランナー】

平日の14時〜17時にアンケート調査を行ったが、ランナーがあまりおらず、10人程度の調査になってしまったそうです。
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この日1班ただ一人だった4年棟近さん。



続いて2班。

【のっぺらぼうの塔】

現地へ行き、通行人に対してのインタビュー調査。

1班同様あまり人がいなかったのか、15人にとどまってしまったそうです。

【コミックマーケット】

大学内の漫画研究サークルにインタビュー調査。

しかし、この時のインタビュー内容をしっかりと記録していなかったため、データになるような結果を得られませんでした。

【ジャイアンツの橙魂】

東京ドームの外でのアンケート調査。

しかし、28人の時点で運営側から注意を受け、そこで調査を諦めてしまったそうです。

先生からは、運営側からばれないように用紙を使わず、口頭での調査をするなど、いくらでも代替手段はある、とアドバイスを頂きました。

そしてもう一つ先生がおっしゃっていたことは、ランキングの発想を無くす、ということです。

アンケートやインタビュー調査の結果を見る時に、数の多い方ばかりに注目してしまい、本当は強調するべき少ない部分を見ようとしない。

調査のマインドがかなり深刻だとお叱りを受けました。
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アドバイスをする後藤先生。


続いて3班。

【昭和の日デモ・原発デモ・アベノミクスデモ】

このテーマは昨年の作品とも被っているのですが、デモはその日限りのイベントということから調査は難しいと班内で判断し、この日、継続性のある官邸前デモ写真を撮り直してきていました。

しかし、昨年の内容をを混ぜるのは変化が出ないのでは?という先生からの意見が出ました。

合宿で採用された写真は昨年のものとは違い、もっと幅広いデモンストレーション。

昭和の日のデモのように敵対し合うものは今年は初。

ヘイトスピーチに対するデモも昭和の日のデモの延長上であり、この動きを追わずに2013年は語れないだろう、ということでした。

【銀座コインパーキング】

この場所を利用する人がどのような人なのか、目視調査を行った。

しかし、平日の調査しか出来ていないそうです。

【池袋喫煙所】

インタビュー調査を行ったが、11人にしか聞けなかったそうです。

この人数は傾向を見出すには使えない。

そしてもっと大事なのは、もし200人に聞けたとしても、その現象をどう捉え、解釈し、その裏側をつきとめること。

多いか少ないかではない。

調査で大事なことは、一歩踏み出し、見えないバリアをこえること。

聞き出せるから、見えることがある。

簡単だよそんなの、ただそこにいる人に聞けばいいだけだもん。

と、先生はおっしゃっていました。
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発言する3班の4年益田さん。



4班。

【新宿のダンス】

終電から朝にかけて調査を行ったが、天気が悪かったせいかあまり人がいなかった。

しかし、数人の人にインタビューできた。

そこからわかったことは、こんなに集まるのはこの時期だけ。

床の滑りやすさからブレイクダンスをやる人が集まってくる。   

生徒を持つ人もいた。

これからの課題は、日を改めてアンケート調査かインタビュー調査を写真の様に輪になっている人を中心に行う。

【目黒天空庭園】

周りのビルの高さ調査を行った。

現状でインタビューできている人数は41人

【アメ横×あまちゃん】

振興組合に問い合わせてみたが、反応が全く無いので、後日直接行ってみるとのこと。

先生からは写真の説明が不十分という指摘を受けました。

写真の情報を、キャプションに入れる入れないに関わらず、すべて説明できるようにしておくべき、とのことでした。



5班。

【新宿電光掲示板】

5日間で110人に、あらかじめ掲示板を見た人見てない人に分け、追跡調査を行った。

ここからの結果をどう捉え、一般化するか。

先生からデータが裏打ちできれば追加調査はせずにいけるだろう、というお言葉を頂きました。

【立ち止まらせる広告/流し見する広告】

京王線新宿駅の広告ということもあり、京王線を利用する文理の学生116人にアンケート調査を行った。

今後200人まで数を増やす予定。

5班は調査がうまくいっているので、それをどう整理し、分析し、解釈するかが重要になってくる、とのことでした。



最後は6班。

【宇田川のヒップホップ落書き】

通行人にインタビューを行い、落書きの裏側の小学校の保護者7人中6人が落書きの存在を知らなかった。

このことから、この落書きは生息域が境界線で区切られている社会的な壁と言えるのでは?

このことが言えるデータを得られれば、この線でいけるとのことでした。

【市ヶ谷の釣り堀】

前回釣り堀内での調査を断られたため、外で出待ちをしてアンケート調査を行った。

過去作の写真と見比べた結果、周りのビルは殆ど変化が見られなかった。

【京王線100周年】

先生から、これはインタビュー調査などはいらず、京王線の歴史と大学の歴史を正確に調べ、重ね合わせていくといい、というアドバイスを頂きました。
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発言する6班班長3年吉原君。



以上が全班の1次案からの追加調査の結果です。

うまくいってない班はここから挽回し、うまくいっている班はこれで慢心せずに、調査を進めましょう!

次回は3次案です!!
文責:山本 愛香(ゼミ生4年)

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