キャプション最終案チェック!そして部会報告 (前半)

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鬼の眼差しで配布資料を見つめるゼミの面々。
今日行われたのは展覧会に並ぶゼミ生による23作品の最終稿のチェックなのだ。
前日の深夜、いやこの日の早朝に至るまでチェックされつづけた作品を
一つ一つ丹念にチェックしていく。
誤字・脱字は言うまでも無く、表記の間違いはフォントや
半角/全角に至るまでチェックされていく。
夏合宿が終わってから、まるで日本刀を鍛える様な執念さで
その文章を磨かれてきたそれぞれの作品が、
この作業によって完成するのだ。
ゼミ生各々が作品に対する知識を一気に高められるのもこの時だ。
展覧会を観に来られる方々に質問されても、しっかり答えられる様に、
それぞれの作品に関する情報を頭に叩きこんでいく。
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北海道の女子高生に大人気(ゼミ長情報。嘘くさい・・)な
「まりもっこり」シリーズ最大の「スーパーじゃがいもっこり」君も
応援する中、ひとまずこのチェック作業は完成を迎えた。
しかし、この後も2重、3重のチェックをくぐりぬけて、
展覧会を観られる方々の目とアタマを楽しませるのだ。

 作品のチェックが終われば、次は展覧会そのものを創り上げる
広報・PPF・デザイン各部会の報告が始まる。
まずは広報・宣伝部会。いきなり大問題が勃発!
なんと、先週学内に貼りまくった展覧会のポスターが
今日確認したら殆どはがされていたというのだ!

「えぇぇぇえええぇええええ!?」

ゼミ生の驚愕の叫び。原因は、おそらく学部の掲載許可印が見づらい為に
学部関係者がはがしてしまったのだろう、との事。
ポスターに小さな白い紙を貼って、その上に再度捺印して貰う事になった。

 一発目から驚愕だったが、次はPPF部会。配布するパンフレットの
細かい修正を行う。パンフレットに掲載する東京駅周辺地図に
説明をほどこすのだが、それに関しての調整がメイン。
先生も記憶をひねり出したり、地図と睨めっこしながらの調整。

 最後に会場運営・デザイン部会。展覧会の期日が差し迫るなか、
この部会は今が正念場だ。展覧会準備・運営に関する書類の説明と
シンポジウム運営に関する書類の説明。そしてそれらのチェック。
その後に最近前に出ると何かと笑いを取りまくるデザイン部会外装班による
展覧会足元案内の提案。今年はなんだかオシャレなデザインだぞ?
 元々この足元案内は、先生が洋行した際にどこかの街で目にした
足元看板が発想のキッカケだったらしいのだが、
今年のデザインはその街にあったものと良く似ているらしく、
「なんだか原点回帰した様な気持ちですね・・・」
と先生も感慨深げ。この足元デザインは、多くの賛同を得られて採用された。

 ここで一旦休憩に入る。最近、休憩に入った時のゼミ生の動きが
疲れきっている様に見えるのは、僕だけでは無いだろう。
あと一息。会期前から始まった、最高の展覧会を最高に成功させる為の努力は、
この後も、おそらく会期中も。
もしかしたら″「東京」を観る、「東京」を読む。″展覧会がある限り、
続いていくのかもしれない。その度に後藤ゼミは鮮やかに進化していくのだ。
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↑休憩時間に入り、スローな動きで教室を抜け出そうと頑張るゼミ生。

配布資料
?第2回″「東京」を観る、「東京」を読む。″展リーフレット(1人20枚)
?2006年度キャプション作品、最終直前版
?シンポジウム「東京/日本らしさの<<核心>>を照射する
        -東京駅と丸の内と皇居と-」プログラム
?展覧会・アンケート案
?展覧会・日誌案
?展覧会・作業マニュアル
?展覧会・準備日お仕事マニュアル
?展覧会・準備日タイムテーブル
?展覧会・会場レイアウト最終案
?シンポジウム・コメントシート案
?シンポジウム・スタッフタイムテーブル
?デザイン部会・予算見積書

文責:関 勇気(2006年度3年ゼミ生)

歩み