ゼミ合宿(日大文理学部山中湖セミナーハウス、3泊4日):1日目

スーパー副ゼミ長(*1)宅から車を飛ばす。
 
「ギリギリまで下道で行く。そうさそれがロマンってもんさ。」

紅一点という単語とは無縁のメンバーで、車は走る走る。
どこまでもどこまでも。
 
デッドラインは午後2時。遅れた者は・・・。
教授の権限発動。闘いは既に始まっていた。
 
そこに、1通のメールが。


『キョウジュノクルマ チコクシソウ 』



「馬鹿なっ!?」

あれ程口を酸っぱくして、「遅刻は絶対厳禁」と言ってたのに、この状況はどういうことだ!?
これが本当なら恥ずかしい、ハズいぞ教授!

だが、彼はやった。
間に合ったのだ。

バイクで到着した2人(*2)が後にこう語ってくれた。


「何かねぇ?、高速上で僕らを抜いたらしいんだけど、どう考えても130k/h以上出てないと不可能なスピードだったんだよ。」

面目を守る為なら、人は何だって出来ると思った瞬間だった。(これでも合宿スタート前)


さて、てんやわんやな事があったけど、3泊4日という合宿の幕は切って落とされた。
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↑ いよいよ合宿のスタート!!




まずは全作品との対話。
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↑ この日までに集まった作品たちをすべて並べてみていきます。
  みんな静かに自分の目と勘を研ぎ澄ませます。


それぞれ想い想いに今年の作品との初対面を楽しんでいる。
この中のどれかが、今後の自分のゼミ生活を左右する事になろうとは・・・。
 
そしてプレゼンタイム。

惚れた作品を皆の前で如何に素晴らしいかをPRする。
分かりやすく言うと、スネ夫ママに徹するのだ。
目の肥えた審査員達はただジッと見守る。


そして、お仕置き課題&江濱さん(*3)卒論概要発表。


説明しよう、「お仕置き課題」とは何かしらの理由で選ばれし者達が、
今年の後藤ゼミの新プロジェクトを如何にお金をかけずにメディアに載せるかを、
今回は1ヶ月分の4大新聞に目を通してみて得られた結果を全ゼミ生で報告するという、
重要かつ面倒な、それでいて重大な任務なのだ!!

江濱さんの卒論は根底からしっかりとしていて、後藤先生もイチ押しのご様子である。
それは、聴いている者を唸らせる程の力を持っていた。
その発表する姿に、一部から「可愛い?♪」との声が上がったのはある意味必然だろうか。


夕食・入浴を経て、作品の絞り込みが開始されたのは、誰もが寝巻き・素っぴんの姿と化した時間帯の事だった。


「今年も苦労させられるな・・・。」

 
そんな心の声が聞こえてきそうな程、作品選びには精力を注ぐゼミ生達。
この合宿のメインとなる部分だけに、その顔に窺えるのは「真剣」の2文字。(そして若干の「睡眠欲」)

夜の静けさを感じられたのは何時のことだったろう・・・。
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↑教授を真ん中に囲んでの絞込み。
 様々な意見が飛び交い、深夜まで続きます。





*1 合宿3日目に創設された役職。その地位は注目株の森田氏と見事にマッチし、今や不動のものとなっている。
*2 4年ゼミ長の加藤氏と後藤ゼミのムードメーカー鈴木氏。今回のバイクでの旅を通し、2人の距離は急速に接近した。
*3 現後藤ゼミ生唯一の既婚者。そのあまりにも早すぎる入籍に多くの男子が地団太を踏んだ。
文責:原田健一(2005年度4ゼミ生)

歩み