14. 渋谷レボリューション ―谷間の街の重層的平場化―

2015_14_1.jpg

2015_14_2.JPG
 「JR渋谷駅」の文字の上下に大きな看板、その背後に建つ2012年4月開業の渋谷ヒカリエと紅白のクレーン(写真?)。対して、ヒカリエ11階展望台から写真?のクレーンの方向を俯瞰した景観が写真?で、渋谷駅とその周辺で大改造が進行している様子が覗える。
 谷底に立地する渋谷駅(1885年開設)では、増改築が繰り返され、地上3階に地下鉄銀座線、地上2階にJR線、地下5階に東急東横線・副都心線のホームが位置し、縦に伸びる構造となっているため、乗り換えや坂道上にある施設への接続が分かりにくく大変面倒だ。そこで、2027年までにJR渋谷駅ホームの上(写真?の真ん中上に写るクレーンの左右)に3棟の駅ビル(高さ230m・76m・61m)を建てると共に、地下階と地上階とデッキ階を設けて駅と周辺施設を横につなぎ合わせるという壮大な再開発が本格化しているのである。
 すり鉢状に広がり方面別に迷路に分け入る複雑怪奇な街が、各層が回廊で結ばれる立体的でかつ平面的な街に生まれ変わる時、渋谷は果たして渋“谷”であり続けるのか?
写真撮影者:1.日本大学2年 河合理男 2.日本大学4年 高島智広
1.2015年7月22日(水)14時56分 2.2015年7月27日(月)14時00分
1.渋谷駅ハチ公口前広場(東京都渋谷区道玄坂1) 2.渋谷ヒカリエ11階(東京都渋谷区渋谷2-21-1)にて撮影

地図

プロジェクト