21.本当に守りたいもの ―建設会社の本音と建前―
渋谷の道玄坂で、工事現場には不釣り合いな蛍の姿を目にする事が出来た。フェンスの中では、土や水、水中生物など蛍の育成に必要な循環システムが人工的に作られている。これは、ある大手建設会社の環境保全活動の一環として設置されたものであり、道行く人の目を惹いている。担当者は「蛍を自然の象徴とすることによって、皆さんにもっと環境に対する意識・関心を持ってほしい」と言う。
しかし、この写真の光景にはどこか説得力が足りない。それは自然の象徴であるはずの蛍の後ろが、鉄とコンクリートの固まりで覆われようとしているからだ。
今や大手企業の大半が取得しているものに、ISO14001という環境保全の国際規格(環境マネジメントシステム規格)がある。この企業も当然取得している。環境に対して取り組む姿勢を見せないと、企業は生き残れないからだ。
本当に守りたいもの。それは地球環境か、それとも・・・・。
しかし、この写真の光景にはどこか説得力が足りない。それは自然の象徴であるはずの蛍の後ろが、鉄とコンクリートの固まりで覆われようとしているからだ。
今や大手企業の大半が取得しているものに、ISO14001という環境保全の国際規格(環境マネジメントシステム規格)がある。この企業も当然取得している。環境に対して取り組む姿勢を見せないと、企業は生き残れないからだ。
本当に守りたいもの。それは地球環境か、それとも・・・・。
写真原作者:日本大学3年 斎藤秀和
2002年4月23日(火) 午後1時頃
渋谷区道玄坂にて撮影
2002年4月23日(火) 午後1時頃
渋谷区道玄坂にて撮影
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