7.インド人が暮らしやすい街・西葛西―東京のインド人コミュニティ―

 真正面の建物は、2006年に開校したGlobal Indian International School(GIIS)東京校。サリー姿の女性も写っている。インド人以外に日本や他国の子供達も学んでおり、収容定員(600人)に達している。2017年8月には東葛西に第二キャンパスが開設された。
 江戸川区のインド人人口は、1990年に58人だったが、2000年問題で優秀なIT技術者が多数来日するようになったことを契機に増え続け、2017年1月1日現在3,225人と、断トツの1位。江戸川区の中でも特に西葛西に集住している(約2千人)。後藤ゼミが西葛西在住のインド人15人にインタビューしたところ、「インド人を受け入れる環境が整っている」「インド食材店などがあり生活しやすい」といった声が多く上がった。
 西葛西在住歴20年(在日39年)で江戸川インド人会会長のチャンドラニさんによれば、20年前には4家族のインド人しかいなかったという。互いに助け合い励まし合うことで、複層的に人が人を呼ぶようになり、西葛西にコミュニティが形成されたのである。
写真撮影者:日本大学3年 長谷川圭亮
2017年7月27日(木)17時20分
GIIS東京校(東京都江戸川区西葛西8丁目3-13)にて撮影

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