5.Welcome to“Smile 愛land" ―ホストクラブを支える金の流れ―

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 派手なスーツに身を包む男性、札束を手にする女性、取り囲むドンペリタワー。ここは大阪で人気店となり、2005年11月に歌舞伎町へ進出したホストクラブ「Club ACQUA」。
 午前10時でも店内は満席だ。代表は、女性の社会進出に伴いホストクラブを一般女性の生活の一部にとの思惑を持つ。そのためメディアを利用して親近感を与え、限定グッズを販売する事で他店と差別化を図る。更に、営業時間を午後5時-午前1時と午前3時-午前10時の二部制に変更した事で、第一部の時間帯の6割は一般客という状況を作り出した。
 だが、店にとって重要なのは、第二部で8割を占める同業の女性である。仕事を済ませて来店し、一般客よりもリピート率が高い彼女達は、店に多くの金を貢いでくれるお得意様であり、経営の基盤を支えている。
 近寄りがたいイメージを払拭し、身近な存在に変えようとしているホスト業界だが、結局は同業者から同業者へと流れる「金の川」で成り立っているのだ。
 
写真撮影者:日本大学3年 春日一太郎
2006年11月7日(火)10時頃
Club ACQUA(新宿区歌舞伎町2丁目)にて撮影

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