19.気楽屋へ行こう ―平成たちのみ人情話―

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 池袋西口を出て徒歩数分。メトロポリタンプラザの裏手にある、たちのみ居酒屋「気楽屋」。イスは一切ありません。あるのは1杯\350の生ビールに\250のサワー、おつまみ各種でございます。あぁっ、お客さん、ここはセルフサービスですよ。70歳になるマスターに挨拶しつつ現金のご用意を…。午後3時に開店して工事現場のおじさんたち、7時以降はサラリーマン、夜も更ければ隣りのライブハウスからやってくる若者達。2杯目になればほろ酔い気分。立っていることもさほど気になりません。一人で飲むもよし、仲間と飲むもよし。いつのまにか大きな輪ができることだってあるんです。気楽ってのはこういうことなんですね。店の形態にこだわらず、客層にこだわらず…。「ビール一杯売っても35円しか儲からない」と言いながらおごってくれるマスター。オープンから5ヶ月、経営状態にはこだわりましょうよ…。でもそこが、また来たいなと思うところなんです。
写真原作者:日本大学3年 小林裕樹
2001年6月29日(金)
たちのみ居酒屋「気楽屋」(豊島区西池袋)にて撮影

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