11.マニアが巡礼する中野ブロードウェイ ―「まんだらけ」が作ったサブカルの聖地―

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 漫画だらけ(・ ・・・)の棚を物色する人々、頭上には星条旗、超巨大なビール瓶、鉄人28号、仮面ライダーなどを配したシュールなオブジェがかけられている。JR中野駅近くの複合ビル「中野ブロードウェイ」内で28もの店舗をもつ、「まんだらけ」の本店である。
 1980年に古漫画専門店としてここで開業した「まんだらけ」は、中に入る店舗を増やしてサブカル全般を取り扱う店に成長した。さらに趣味性が強いマニア向けの専門店を次々に開業させ、今日では「サブカルの聖地」と呼ばれるようになった。同じ時間帯で平日112人、休日250人を対象にした調査の結果、平日は専門店の常連客が、休日は観光で訪れる家族やカップルなどの一見の客が目立っていた。
 街中にオタク向け店舗が広がる秋葉原とは違って、中野ブロードウェイは1つのビルの中にサブカルチャーを凝縮させている。だからマニアたちは、自分にとって神聖なモノを拝み入手するために、聖地巡礼を繰り返すのである。
写真撮影者:日本大学4年 上田玲香
2016年7月24日(日)13時19分
中野ブロードウェイ3階(東京都中野区中野5-52-15)にて撮影

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