21.酸素欠乏時代への突入! ―吸ってますか? イチ・ニ・サンソー!―
ここは、有明にある松下電器産業唯一の一般客向けショールーム、総合情報受発信拠点とも位置づけられている「パナソニックセンター」。写真の人物が試しているのは、2003年3月に発売された「酸素エアチャージャー」(定価48,000円)で、半年で5万台を売りあげた。この製品の特徴は、約30%の高濃度酸素(空気中の酸素濃度は約21%)を作り出す点。吸引すれば疲労回復・脂肪燃焼・集中力回復などの効果が得られるという。
最近、こうした酸素関連商品が続々と発売されるようになっているが、なぜ今酸素なのか? 建築物や人口が密集し、緑が減少し、窓が締め切られた高層ビルや地下街、地下鉄などが多数存在する大都市では、空気が汚れたり、循環不全を招きやすい。結果、酸素濃度が低下し、二酸化炭素の過剰が引き起こされる。お金を出してまで意識的に酸素を求める行為の裏には、足りない酸素を無意識のうちに補おうとする都会人の姿があるのかもしれない。つまり東京は、既に「酸素欠乏時代」に突入してしまっているのである。
最近、こうした酸素関連商品が続々と発売されるようになっているが、なぜ今酸素なのか? 建築物や人口が密集し、緑が減少し、窓が締め切られた高層ビルや地下街、地下鉄などが多数存在する大都市では、空気が汚れたり、循環不全を招きやすい。結果、酸素濃度が低下し、二酸化炭素の過剰が引き起こされる。お金を出してまで意識的に酸素を求める行為の裏には、足りない酸素を無意識のうちに補おうとする都会人の姿があるのかもしれない。つまり東京は、既に「酸素欠乏時代」に突入してしまっているのである。
写真原作者:日本大学4年 加藤隼人
2003年7月31日(木)16時頃
パナソニックセンター(江東区有明2丁目)にて撮影
2003年7月31日(木)16時頃
パナソニックセンター(江東区有明2丁目)にて撮影
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