7.ライトピア ―光に隠された思惑―

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 皇居外苑に現れた「光都東京・LIGHTOPIA」は、2005年をもって休止した「東京ミレナリオ」に代わって2006年から始まった、都市と環境の共生を目指し「地球・環境・平和」をコンセプトとした光の祭典である。光り輝く約700個の明り絵は、著名人や千代田区の小学生が各々の思いを込めて描いたものだ。
 実施された丸の内ではオフィスのみではなく、商業施設を増やすことにより街の多様化と活性化を図った再開発が強力に推進されている。これを主導しているのが、丸の内に30棟以上のビルを持ち、LIGHTOPIAを特別協賛している三菱地所である。これまで来街しなかった新しい層の人々を呼び込む一環として、光を創出することにより丸の内に対する関心を高め、人を集めて消費を拡大させようと目論んでいるのだ。
 LIGHTOPIAは、背後に写るビル群をより輝きに満ちたものにさせる(=三菱の本拠地・丸の内の価値を更に高める)ために仕掛けられた、大がかりなイベントの1つなのである。
写真撮影者:日本大学2年 河村 雄一
2007年12月20日(木)19時55分
和田倉噴水公園(千代田区皇居外苑)にて撮影

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