18.六本木オールナイターズ ―“日常”と“非日常”を分け隔てる鉄の扉―
マスコミ業界人や外国人、キャリアウーマンが多く、少々敷居の高いオトナの街・六本木。“六本木の夜”は、遅く遅い。
大学生らしきこの女の子たちも、オールナイトで遊んでいたのだろう(金曜の夜から土曜の朝にかけての、フライデイ・ナイト・フィーバー!)。地下鉄入口の階段に座り込んで、始発電車を待っている。彼女たちにとって、家庭や学校やバイト先での制約やしがらみの多い不自由な“日常の世界”と、楽しいことを追い求め自由気ままに過ごせる“非日常の世界”とは、連続しているようでしてはいない。だから、「始発を友達と待つ」という行為も、夏の日の夜遊びを締めくくる特別で大切なイベントとなる。 彼女たちの目の前を閉ざしているシャッターは、いつもの“日常の世界”へ舞い戻る扉。でも、この鉄の扉が開くまでは、“非日常の世界”に浸り続けることができるのだ。
大学生らしきこの女の子たちも、オールナイトで遊んでいたのだろう(金曜の夜から土曜の朝にかけての、フライデイ・ナイト・フィーバー!)。地下鉄入口の階段に座り込んで、始発電車を待っている。彼女たちにとって、家庭や学校やバイト先での制約やしがらみの多い不自由な“日常の世界”と、楽しいことを追い求め自由気ままに過ごせる“非日常の世界”とは、連続しているようでしてはいない。だから、「始発を友達と待つ」という行為も、夏の日の夜遊びを締めくくる特別で大切なイベントとなる。 彼女たちの目の前を閉ざしているシャッターは、いつもの“日常の世界”へ舞い戻る扉。でも、この鉄の扉が開くまでは、“非日常の世界”に浸り続けることができるのだ。
写真原作者:法政大学4年 冨岡直子