19.Little America ―東京の中の異国―
東京の西部にある横田米軍基地第二ゲート前、その前を通り過ぎる右翼の車、そういえば今年は戦後50年である。
この門を一歩くぐれば、そこはもうアメリカ。日本の国土でありながら、日本の主権の及ばない日本の中のアメリカなのである。騒音公害訴訟、沖縄での米兵による少女暴行事件、横須賀での殺人事件等々の問題も、日本の中に厳然と横たわる“国境”の存在が解決を難しくしている。
一方基地の周りは、Little Americaらしい異国の雰囲気も漂っている。英語の看板が立ち並ぶ店、飛行機を見に来る人、英会話を習いにくる学生、文化交流を図ろうとする基地の住民たち‥‥。様々な人々と様々な問題が溢れているこの場所に、国際都市TOKYOの揺れる一面をかいま見る気がした。
この門を一歩くぐれば、そこはもうアメリカ。日本の国土でありながら、日本の主権の及ばない日本の中のアメリカなのである。騒音公害訴訟、沖縄での米兵による少女暴行事件、横須賀での殺人事件等々の問題も、日本の中に厳然と横たわる“国境”の存在が解決を難しくしている。
一方基地の周りは、Little Americaらしい異国の雰囲気も漂っている。英語の看板が立ち並ぶ店、飛行機を見に来る人、英会話を習いにくる学生、文化交流を図ろうとする基地の住民たち‥‥。様々な人々と様々な問題が溢れているこの場所に、国際都市TOKYOの揺れる一面をかいま見る気がした。
写真原作者:日本大学4年 上村暁