独自に開発し実践しているビジュアル調査法である「集合的写真観察法」を用いたゼミナールのメイン・プロジェクトであり、写真によるDoing Sociologyの成果を30年近く発表し続けています。まず、「東京」や「東京人」が写り込んだ1枚の写真を凝視・観察して、「小さな物語素」を事後的に抽出します。そこから社会学的想像力を働かせて、「写真の背後に隠れているより大きな社会的世界」を読み込みます。そして、写真に写っている/写っていない場面・現場に立ち降りてフィールドワークを行い、対話を重ねて社会学的に分析・解釈し、言葉に置き換えたテクスト(タイトルと解説文)を写真に寄生させて写真と共に物語る。写真+タイトル+解説文(画像+テクスト)から構成される「作品(物語)」は、プロジェクトをスタートさせた1994年から2020年の27年間で合計575点を数えます。
- 1994年度-2020年度の27年間に発表(学内で展示発表しウェブサイトでも公開)した560点の作品を公開しています。
- プロジェクトに関する、新聞・雑誌などでの紹介記事、講演や発表、論文・評論など