56.東京新聞 上野大仏

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 台東区上野公園の大仏山と呼ばれる丘。知る人ぞ知る「上野大仏」があり、受験生が絵馬を結ぶ。
 1631年、戦乱の犠牲者を弔うために大仏が建立された。何度か作り直され、大正時代には高さ5メートル以上あった。しかし、1923年の関東大震災で頭部が落下。太平洋戦争時は胴体が供出されたが、頭部はひそかに保管されていた。
 戦後、頭部は旧跡に戻りレリーフ化された。「これ以上落ちない」と受験生が合格祈願するようになったという。

写真撮影者:土屋淳司
掲載日:2008年9月7日

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