18. 女性で変わる競馬場、女性を変えぬ競馬場 ―私も連れてって!―

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 ゴール前に湧き上がる罵声、飛び散るハズレ馬券。従来、競馬場は女性には近寄りがたい場所であった。だがここ大井競馬場(TOKYO CITY KEIBA:特別区競馬組合が運営する地方競馬)は、2001年に観戦型レストラン「ダイアモンドターン(以下DT)」、2003年に新スタンド「L-ウイング(以下LW)」をつくるなど、女性客を意識した新機軸を次々と打ち出している。
 大井競馬場が2003年6月に実施した調査によると、女性客の割合は一般スタンド13%、DT34%と女性集客力に差が出ている。そこで私達は、2004年9月30日(木)・10月1日(金)の両日、服装に着目して調査してみた。すると、女性客の中でスカートをはいている人の割合は、一般スタンド10%、DT・LW47%と、やはり明確な差が現れた。
 大井競馬場は、新しい女性層の取り込みに成功した。しかし、彼女らは1人で来るよりも、実は男性のヘビーファンと連れ立って来るケースが多い。だから、競馬場/ギャンブルに浸るというより、小さな子供の相手をすることが多くなる・・・?
写真撮影者:日本大学4年 松本央子
2004年7月7日(水)20時頃
大井競馬場(品川区勝島2丁目)にて撮影

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