25.場外馬券場の2タイプ ―どっちがWins?―

(1)2002_25_01_場外馬券場の2タイプ.jpg

(2)2002_25_02_場外馬券場の2タイプ.jpg
 写真(1)の錦糸町ウインズの裏にある「ダービー通り」では、競馬を楽しむ人々が一杯引っかけに集まり、語らいの輪が自然にできる。他のウインズでも「即席のコミュニティ」が存在し、どこも結構活気がある。(2)は、2002年7月、汐留再開発地域に都内で11番目(全国で31番目)にオープンしたウインズ汐留である。電通など超高層ビルの建設ラッシュにわく東地区と違って、西地区では商業施設を核とするイタリア風の街づくり(「チッタ・イタリア」プロジェクト)が推進されている。成功には集客力が鍵を握ると、JRA(日本中央競馬会)に誘致を求めたことがキッカケだった。外観も内装も重厚で、レストランや有料フロアなど充実した設備からしても「都市型」ウインズの代表格と言える。しかしながら、来客数は予想の1/6。500円単位のみの馬券購入は客層を限定させ、周辺には語らいの場も見られない。錦糸町ウィンズに集まる層を意図的に排除した結果と見て良い。
 果たして、どちらのタイプのウィンズが生き残っていくのだろう・・・・?
写真原作者:(1)日本大学3年 菊池紀行 (2)日本大学3年 齋藤秀和
(1)2002年6月30日(日) 墨田区江東橋3丁目の通称「ダービー通り」にて撮影
(2)2002年7月20日(土)午前8時 港区東新橋2丁目の「ウィンズ汐留」にて撮影

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