15.お台場温泉物語 ―都心型温泉の誕生―

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 2003年3月、お台場に敷地面積約3万平方メートル・延床面積約1万平方メートルという巨大な温泉テーマパーク「大江戸温泉物語」がオープンした。名前どおり江戸を彷彿とさせる要素が散りばめられ、館内では色とりどりの浴衣姿で過ごすことができる。
 2003年8月18日(月)の夜、56-75歳の来館者65人にインタビューしたところ、都内から22、隣接3県から32、その他(岡山、兵庫、新潟など)から11人と、A.非常に広範囲から人を集めていることが判明した。また、B.新幹線や飛行機を含む公共交通機関の利用客が半分(33人)を占めている、C.若い女性客が目立つ、D.温泉のみの単一目的で来館した人(65人中43人)ばかりではない(複合的な機能を有するお台場の磁場性!)、などの諸点も分かった。E.施設の巨大性も加えたこれらの特徴は、a.比較的近くから、b.マイカーを使って、c.温泉のみを目的に来る、d.中高年層が大半を占める、e.こじんまりした「郊外型の温泉施設」とは明らかに異なっており、「都心型の温泉施設」が誕生したことを物語っている。
写真原作者:日本大学4年 齋藤秀和
2003年7月30日(水)18時30分
大江戸温泉物語(江東区青海2丁目)にて撮影

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