ニコライ堂・東京ジャーミー班 (8班)

 5月15日月曜日13時。晴れ。
我々ニコライ堂・東京ジャーミー班は
異教・異文化性を見出すべく
JR御茶ノ水駅聖橋口駅に集合。
3年にとってはゼミ初のFW。気合を入れて臨む。

4年班員:長戸、奥山
3年班員:高柳、渡辺、大橋
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 出発前にハプニングが。
奥山、高柳両名は各自事情があり参加できず。
後発班として後日FWに向かうことに。
本日集まった長戸、渡辺、大橋の3名で基本情報を収集する。

 ひとまず、FWの前に充電。
マクドナルドにて昼食を取りつつ、
各自持ち寄った資料に目を通し作戦を練る。
我班は異教・異文化を重点的に置くため、
今話題の(?)イスラム教についても資料を持ち寄った。
笹塚・代々木上原にある東京ジャーミーにも
時間があれば向かおうという事になり
ハンバーガーを平らげニコライ堂へと出陣した。

 向かって間もなく、
独特の緑色のドーム状の屋根が見えてきた。
ニコライ堂だ。
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 各自敷地内に入る前に、側面から写真を取り捲る。
関係者がいたらインタビューをしなくてはと目を凝らす。
門は開放されており、誰でも中に入ることが出来る。
敷地内に入ると、人がいた。
カメラのシャッターを切る中年の男女。
明らかに観光客である。
しかし、我々が敷地内へ入ると彼らは帰ってしまった。

 彼らに負けずと各自カメラのシャッターを切る。
観光客気分である。
しかし、社会学的考察も忘れない。
我々は観光客ではないのだ。

 しばらく敷地内を探索し、これは!?と思ったものを
各自写真力を駆使して撮影。

 生首がある!
一同騒然しかけたが、聖ニコライの首像だった。
申し訳ない思いでいっぱいだ。
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 周囲を散策していると、ニコライ堂はビルに
囲まれていて、
そこだけが独自の文化を形成している感じを受けた。
ニコライ堂の裏手に行くと、日本大学の文字が。
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 見晴らしの良さそうなニコライ堂真裏に位置する校舎を発見。
日大の規模の大きさに感謝しつつ入館し、
屋上へ向かい、上からの撮影に成功する。
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 左側のHITACHIビルとニコライ堂
異文化同士のコラボレーション。
その後しばらくニコライ堂にて待機するが、
掲示されていた礼拝日時以外何も有力な情報を得ることができず。
後発隊の二人に希望を託す。

 その後神田川の対岸にある湯島聖堂を見学。
孔子の像を見た後、相談の結果東京ジャーミーに向かうことに。
京王線笹塚に降り立ち小田急線方面、南に向かい歩く。
しばらくすると、電車の高架が見えてきた。
歩き疲れた面々に笑顔が浮かぶ。
しかし、電車が通った瞬間
シルバーのボディーに赤と青のラインが目に入った。
これは京王線じゃないか!
我々は途中道を間違え、V字に歩いてしまっていたのだ。
気を取り直し、正しい(と思われる)道を進むと
日本の風景感とは異なった
細く尖ったタワーが見えてきた。
あれだ。
各自に笑顔が戻る。
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異彩な空気が漂う正面口。
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 東京ジャーミーの「ジャーミー」は
トルコ語で「モスク」のこと。
最大2000人収容可能な日本では大規模な部類に入る
イスラム教施設である。

大理石で造られた礼拝堂入口。
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 ここには案内人もおられ、
この場所に造った訳は
何人くらいの信者が日本にいるのか
どの辺りから信者は集まってくるのか
等など。

色々と説明をしてくれた。

 これならいける。
そう確信した我々。
案内人にお土産をいただき、帰路につく。

 後にML内での相談の結果、
イスラム教・東京ジャーミーを
主眼として進めていくことになる。
日本においてのイスラム教の定着性、
そしてイスラム教自体など、
今後調べなければならないことはたくさんある。
良いキャプションを作れるよう、
力を合わせて頑張っていきたい。

 課題をたくさん抱えつつ、夕日を受けながら解散。
お疲れ様でした。
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文責:大橋伸哉(2006年度3年ゼミ生)

歩み