表参道アカリウム FW(5班)

5月7日
 私たち5班は表参道アカリウムについて調べるため、13時に集合しました。

●メンバー 4年生:春日、萱場、柳川、
      3年生:田中

●はじめの話し合い
 FW(フィールドワーク)先はもちろん…社会学科のコンピュータ室。7日の時点で集合したものの、いきなり問題に直面。
 アカリウムとは、2006年12月5日から2007年1月8日までに表参道で行われたイルミネーションイベントの、発光ダイオードによる塔のことを言います。
 今表参道に行って終わったイベントについて街行く人やお店への聞き込みをしても、限りなく時間の無駄になります。

●電話での聞き込み
 ともかく何もしないよりは、と電話で聞き込みをすることにしました。
 まず渋谷区役所。原宿表参道欅会(欅…けやき)という商店街振興組合を紹介されました。
 次に原宿表参道欅会。アポイントを取ろうとしましたが、こちらの日程が合わず会話が終わりました。ご迷惑をおかけしました。
 最後にLPA。LPAはアカリウムの塔を作られた企業なのですが、アポイントや質問の解答は得られず。
 まさに八方塞がり。がっかりというよりは、あぁやっぱりね、という無気力な雰囲気がメンバーに漂いました。

●先生との話し合い
 もうこの日は何も出来ず、収穫が無いことを先生に言いに、戦々恐々と研究室に向かう僕たち。
 そのときの先生のお言葉。
 「いや、FWはしているじゃないか、インターネットや電話でその地域(Field)を調査(Work)したなら、それも一つの立派なFWだよ」
 先生に感謝して研究所を後にし、今後の作戦会議をしました。
 また会う日を検討し、そして今度こそは現地に行くことを話し合いました。

 7日の時点で5班がまとめたアカリウムの内容は以下の内容です。
 『表参道とは明治神宮への参道である。
  現在は外資系のブティックなどで『おしゃれの最先端』というイメージがあるが、本来は日本の伝統宗教である「神道」の重要な意味を持つ場所でもある。
  表参道ヒルズの開館に伴い、さらにオシャレ度が増し、注目を集める表参道界隈において、このように日本の伝統文化をオマージュしたイベント建造物(アカリウム)を大々的に大衆の目にさらすことにより、本来の日本人が持っているはずの「神道文化」を思い出させることとなった。』

●後日の聞き込み
 後日、今度は表参道に行き、FWを行ったので追記しておきます。
 欅会を訪問したのですが、出られたのは原宿表参道欅会の事務局長をされている方でした。そして、アポなしの僕たちを咎めもせず、様々な資料を見せて下さったり、無料で資料を下さったり、至れり尽くせりでした。
 この場を借りて、感謝の言葉を言わせていただきます。本当にありがとうございました。

●聞き込み内容
 そのような協力によって、アカリウムに繋がる重要な事が数多く判明しました。
 1つ目。街路樹を傷めるからクリスマスイルミネーションを止めたというのは、ほんの一部の理由でしかない。むしろ、今まで出来なかった方に理由があったのです。
 2つ目。諸処の事情で、アカリウムは明治神宮側にも大変喜ばれたそうです。イベント中の当時は、明治神宮の入り口にも建てられていたのです。
 3つ目。欅会は日本で一位二位を争う商店街規模。そのクオリティの維持と向上を目指して、日々努力しています。

●今後の方針
 上記の内容から、アカリウムの話題を膨らませられそうです。
資料も十分に集まったので、まずはその資料の掘り下げと吟味です。
  
 写真は後日追加いたします。よろしくお願いします。
 5班のFW報告は以上です。お付き合いありがとうございました。
文責:田中遼生(2007年度3年ゼミ生

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