16.三層構成の夜景 ―お台場の集客力の背景―(2019年度作品)

 隅田川の河口から東京湾内に入ったあたりに沢山の屋形船が漂い、まばゆく輝いている。向こう側にはライトアップされたレインボーブリッジ、その左手には2007・8年に竣工された「芝浦アイランド」の150mを超える4棟の高層マンションも光彩を放つ。手前のライトアップされた歩道橋は、アクアシティお台場からお台場海浜公園を結ぶもので、アクアシティにはこの意図的に創り出された夜景を一望できるデッキが用意されている。写真には、写真には写っていないアクアシティ側からの人々のまなざしが反映しているのだ。
 三層構成の夜景には、屋形船の存在が欠かせない。9/7(土)に実施した我々の目視調査によれば、17時頃から集まり始め、19時頃がピークとなって最大で44隻集まった。停泊時間は平均約55分であり、お台場を周遊ルートの1番の見どころとしていることも分かった。
 屋形船とお台場側から放たれる無数のまなざし。互いが夜景の欠くべからざる構成要素となって引き立て合い、互いの肉眼とカメラの眼に映/写されることになる。
写真撮影者:日本大学3年 町田 友香
2019年1月14日(土)20時頃
アクアシティお台場(東京都港区台場1-7-1)の海側デッキから撮影

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