19.FATIGUE ―あるいは、過労死を防ごうとする人々の知恵について―

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 『労働白書』(労働省、1990年度版)によれば、年間の製造業生産労働者1人あたりの総実労働時間は、日本;2189時間、米;1962時間、英;1961時間、仏;1647時間、西独;1642時間となっている。経済大国ニッポンを支える超長時間労働の悲しい現実。“KAROSHI”は国際語にすらなっている。
 たそがれ時の地下鉄駅の構内。まだ仕事中の人々や家路を急ぐ人々・・・。誰一人として階段を使う者がいない。これも、過労死防止策の一つなのか・・・!? エスカレーターに群がるニッポンの働きバチたちの姿には、どこかしら疲労感が漂っている。
 エスカレーターが空になる日は、いつかくるのであろうか。
写真原作者:法政大学3年 川本諭

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