14.Tokyo LIFE ―ある若者の「自分探し」―

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 壁にディスプレイされたレコード、ターンテーブル、衣装ケースの中に無造作に詰められた数百枚のレコード、レゲエの神様と称されるボブ・マーリーの大きな肖像写真。ここは、ある地方出身学生の部屋である。東京に住んでいる多くの若者は、東京というとてつもなく巨大な都市の中で漠とした不安を抱え、孤独感にさいなまれる。この部屋の主の彼は、東京でレゲエというものに出会い、「共振」することで、自分を見つめることができたのだと言う。大都会には、「自分探し」のきっかけを与えてくれるものがいっぱいあって、彼の場合はそれがたまたまレゲエだった。東京にあふれる様々なサブ・カルチャーやオルタ・カルチャーは、現代の若者たちの「自分探し」のための共鳴板・・・。
 あなたは、何によって/何をきっかけにして、「自分」と“出会い”ましたか?
写真原作者:法政大学3年 神農一幸
1998年7月7日(火)
原作者の自宅(八王子市)にて撮影

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