1.耐雪梅花麗(ゆきにたえてばいかうるわし)

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  国技館で朝早くから駆け出しの力士を見守る女性。湯島天神で合格祈願の絵馬を絵馬につないでいく人々。寒さ(雪)に耐える辛い時期だからこそ、温かさの籠もった細心の心遣いがなされる。つぼみが麗しく開花するその日を夢見ながら・・・。

朝日新聞ロゴリード画像.jpg Photo Story 2016年1月22日 「好角レンズ、若手見守る」
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  朝8時半、初場所開催中の東京・両国の国技館。写真に写る女性は、客の姿もまばらな館内で、序ノ口の若い力士に熱い視線を送る。
  「目当ての子が必死に番付を上げようとする姿に萌(も)えます」。今場所も神奈川県小田原市の自宅を6時には出る。望遠レンズで撮影した雄姿は、ネット上で仲間と共有する。
  観戦歴は20年目。相撲人気回復とともに館内は若い女性の姿が増えたが、にわかファンとは一線を画す。大勢が注目する幕内力士には興味はない。「自分の仕事は十両まで」。取組が終わると出口まで小走りする。部屋に戻る力士へ一言「おつかれさま」。
(写真・文 遠藤啓生)
2016年1月22日 朝日新聞夕刊 1ページ 東京本社
Nマークリード画像.jpg 後藤ゼミナール 2007年度 No.09 「絵馬の縦列がけ!―梅の咲く頃までが見頃です―」
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  日本三大天神は、大宰府(福岡県)と北野京都府と防府山口県。関東三大天神は、湯島文京区と亀戸江東区と谷保国立市。全国に多数存在する天満宮や天神社の祭神は、学問の神様・菅原道真公。どこも受験シーズンには受験生の参拝で賑わうことになる。
  受験生のメッカと言えば、ここ湯島天神だ。目と鼻の先には東京大学がでんと構え、東京の有名校のほとんどを30分圏内に入れてしまうほど、ロケーションと交通の便がよい。その結果として、合格祈願の絵馬が2mを越えてうずたかく積まれることとなる。年末に焚上げが行われるので、絵馬の奉納は初詣客からスタートする。ということは、たったの20日間でこれだけの量に膨れあがり、最高で約5万枚にもなる。
  合格の願いを成就させるには、絵馬が落ちては絶対に困る。でもかける場所がない。そこで、絵馬に絵馬を縦につないでいくのである。「絵馬の縦列がけ」と命名しよう。
  この面白い光景は、背後の白梅が咲き乱れる3月頃までご覧になれます。必見です!
写真撮影者:日本大学2年 荻島 小有里
2007年1月20日(土)13時30分頃
湯島天満宮(文京区湯島3丁目)にて 

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