18.集荷と出荷

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  日本一の産地である津軽一円から弘前中央青果市場に集荷されたリンゴ。日本と世界の各地から一度も凍らせずに築地の東京都中央卸売市場に集荷された生のマグロ。鮮度管理を徹底させ、多くが高価格で大量に売れる巨大都市「東京」に出荷される。

朝日新聞ロゴリード画像.jpg Photo Story 2015年11月13日 「赤みアップする木箱」
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  積み上がった箱の中身はすべてリンゴ。青森県弘前市の「弘果弘前中央青果」の市場は、赤い「サンふじ」や黄色の「王林」がつまった木箱で埋め尽くされている。
  青森は国内生産量の半分以上を占める日本一のリンゴの産地。先月末から出荷のピークを迎え、この市場に津軽地方一円から集まる。1箱約20キロ。競りにかけられるのは多い日で1日13万箱以上になるという。
  市場に集まる箱は昔から変わらずほとんどが木製。白い木肌に実の色鮮やかさが映え、特にマツ材で冷蔵すると赤みが増すと言われているそうだ。
(写真・文 福留庸友)
2015年11月13日 朝日新聞夕刊 1ページ 東京本社
Nマークリード画像.jpg 後藤ゼミナール 1995年度 No.20 「TSUKIJI ―東京マグロ・ストーリー―」
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  僕はインド洋を泳いでいたマグロです。ここ築地の市場には、僕らの仲間が冷凍されズラリと並べられています。 そういえば船の中でこんな声がしたのを覚えています。 「最近は不景気でマグロもいい値で売れなくなってしまったなあ。」 あっ、今僕を買う人が決まったようです。どうやら埼玉県とかいうところに連れて行かれるみたいです。となりのマグロ君は千葉県というところへ行くみたいです。みんなとせっかく会えたのに、また別れ別れになってしまうのは淋しいです。 それにしても、ここにいる人間はさっきから大きな声で怒鳴っていてうるさいなあ。おまけに、なんてここはまぶしいのだろう。
写真原作者:日本大学3年 菊地剛志

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