26.箱庭都市「東京」 ―都市のユートピアとは何か―

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 ここはお台場公園。右手に見えるのはレインボーブリッジ。遠くに見えるのは都心部、日本の中心地。
 大都会の中で走り続ける「東京人」。ふと立ち止まれば、自然までもが人工になっていた。すべてが人の手で造られた憩いの場。
 向こうに見えるのは森ではなく、高層ビル群。自らが造り出した巨大な「東京」のシンボルである。外側からそれを臨む時、人はそこに、己の道程の具現を見るだろう。
 彼らはここに集う。それぞれの瞳には、何が写っているのか。
 今あなたはここに立ち、東京を外側から見る。そして、東京を眺めている人をも見る。箱庭のような「東京」とそれを見つめる「東京人」の内に、自らの姿を重ね合わせて・・・・。
写真原作者:法政大学2年 鈴木高志

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