1.東京遠征 ―地方の小国事情―

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 JR新宿駅東口前の広場で、福井県のPRイベント。土日に行われた為、多くの人々が足を止めていた。ティラノザウルスと「恐竜王国ふくい」というキャッチフレーズが目に止まる。福井県は、日本における恐竜化石発掘量 の8割を占める、文字通り日本一の恐竜王国なのだそうだ。でも、どうして東京の街頭でキャンペーンを張るのだろう?
 福井県の年間観光客は約1,400万人を数えるが、その多くは関西・中京方面からで(全体の70%)、関東からは約100万人とわずか7%程でしかない(『平成13年福井県観光客数動態推計表』による)。地理的に離れており、交通 の便も悪いため、客足が向かないのである。そこで、日本一の人口集積地である上、近・隣接県から毎日300万人強の通 勤・通学人口を迎える「東京」の持つ「魔力」に惹かれて、このようなイベントを行い懸命にアピールする。福井県のさらなる発展は、「東京の風向き」が鍵を握っているからだ。
 太古に栄えた恐竜王国。現代では、大国に色目を使う地方の小国になっている・・・・?

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写真原作者:日本大学3年 北浦宏幸
2002年1月26日(土)
新宿駅東口(新宿区新宿3丁目)にて撮影

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