8.変身と演出の写真術 ―ロケーション化する東京―

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 水の流れる階段を背にポーズを決めるバニーガールの女装コスプレイヤーは、秋穂リシア氏。「レイヤーズ★パラダイス」という東京ドームシティー(TDC)で開催されたコスプレイベントの1コマである。2007年には、ここで16回ものコスプレイベントが行われた。
 あちこちに2-5人程度の「身内」と呼ばれる小集団が形成され、本格的な一眼レフカメラやレフ板(反射板)などを使って撮影会を開いている。モデルとカメラマンが相互に入れ替わり、見る-見られる/撮る-撮られる関係性が集団内で完結するのが特徴だ。
 コスプレの醍醐味は、素の自分を変身させ、いかようにも演出できること。それを写真に収め、加工して名刺を作り交換し合ったり、SNS上で公開したりしている。
 変身と演出には「絵になる背景」が不可欠で、TDCは絶好のロケーションとなる。2008年に全国各地で開催されたコスプレイベント1691回中、東京開催が585回を数え、34.6%も占める(コスプレサイト「CURE」のイベント情報によって集計)理由が、ここにある。
写真撮影者:日本大学3年 小池 裕太
2008年6月29日(金)15時42分
東京ドームシティー(文京区後楽1丁目)にて撮影

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