15.2種類のマーケティング・リサーチ ―ベビーカーの謎を解け!―

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 ベビーカーの駐車場と化した一帯の向こうに、直前までそれに乗っていたであろう2,3歳児が父親に肩車されている姿が何組も。少し大きな女の子が集中するブースもある。東京おもちゃショー2006を開催中の東京ビックサイトでの風景である。
 2006年は、商談日(2日間)後の土日を3年ぶりに一般公開日とし、入場料を初めて無料にした。出展ブースは過去最高の324、入場者も4日間で9万人と大幅増を記録した。
業者向けの新商品お披露目と商談の場であった見本市が、消費者向けの宣伝と市場調査の場にシフトしていることが現れている。少子化により市場が縮小し企業再編が続く玩具業界も、無料一般公開を餌に親子やメディアを引き寄せ、アピールしているのである。また、親の方も実は、我が子の喜ぶ姿を見守りながら嗜好をしっかり調べている。
 おもちゃショーは、子どもに対する業界と親の熱き視線が飛び交い、別種のマーケティング・リサーチが同時に行われる空間となったのである。

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写真撮影者:日本大学4年 石田晴香
2006年7月16日(日)13-14時頃
東京ビックサイト(江東区有明3丁目)にて撮影

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