9.絵馬の縦列がけ! ―梅の咲く頃までが見頃です―

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 日本三大天神は、太宰府(福岡県)と北野(京都府)と防府(山口県)。関東三大天神は、湯島(文京区)と亀戸(江東区)と谷保(国立市)。全国に多数存在する天満宮や天神社の祭神は、学問の神様・菅原道真公。どこも受験シーズンには受験生の参拝で賑わうことになる。
 受験生のメッカと言えば、ここ湯島天神だ。目と鼻の先には東京大学がでんと構え、東京の有名校のほとんどを30分圏内に入れてしまうほど、ロケーションと交通の便が良い。その結果として、合格祈願の絵馬が2mを越えてうずたかく積まれることとなる。年末に焚上げが行われるので、絵馬の奉納は初詣客からスタートする。ということは、たったの20日間でこれだけの量に膨れあがり、最高で約5万枚にもなる。
 合格の願いを成就させるには、絵馬が‘落ち’ては絶対に困る。でもかける場所がない。そこで、絵馬に絵馬を縦につないでいくのである。「絵馬の縦列がけ」と命名しよう。
 この面白い光景は、背後の白梅が咲き乱れる3月頃までご覧になれます。必見です!
写真撮影者:日本大学2年 荻島 小有里
2007年1月20日(土)13時30分頃
湯島天満宮(文京区湯島3丁目)にて撮影

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