15.デザインでカモフラージュ

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  多くの参拝/観光客のために実物大の門のメッシュシートで景観を演出する明治神宮の工事現場。建設中であることを悟られないようにサインデザインで景観を演出する原宿の工事現場。それぞれの「擬態」が、人々の目を欺き、そして楽しませる。
朝日新聞ロゴリード画像.jpg Photo Story 2016年7月22日 「夏の幻」
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  修復工事中で見えないはずの門が出現した。明治神宮(東京都渋谷区)の南神門。実物大の門の写真がプリントされた工事用のメッシュシートに覆われ、工事現場を思わせない景観を演出している。シートは高さ14メートル、横20メートルあり、3カ月かけて制作された。施工する清水建設の米川智博・工事主任は「誰にも気付かれないように工事をするのが狙い。シートの写真の空は青空ではなく、あえて目立たないように曇りにした」と話す。
  南神門は1920(大正9)年に創建された。銅板屋根のふき替えや修理、木部洗浄などが8月末まで行われる。東神門や西神門などでも実施され、明治神宮の修復工事は2019年10月まで続く予定。
(写真・文 長島一浩)
2016年7月22日 朝日新聞夕刊 1ページ 東京本社

地図

Nマークリード画像.jpg 後藤ゼミナール 1999年度 No.27 「Please wait to open the door. ―工事現場も原宿中!―」
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  原宿駅から表参道を2、300mほど行った明治通りとの交差点。そのまままっすぐ5、600mも歩くと、南青山に達するというロケーション。1999年11月3日オープン予定のビルの建設工事が進められている。その中にはGAP、ソニープラザなど計5店舗が入る予定である。それにしても奇妙ではないか。すぐ後ろは工事現場だというのに、若者が何人もたむろしている。白い壁に赤字の横文字、少しだけ空いたドアが人を招くのか。
  この外壁は専門のサインデザイナーの手によるもので、(社)日本サインデザイン協会の賞を受賞している。工事現場であることをまったく感じさせないばかりか、外壁のアートが街の景観に溶け込んでいる。いや、むしろ街の雰囲気を構成する一部となっている。流行最先端のお洒落な街では、工事現場の外壁にも「原宿らしさ」が巧みに演出されている。
 
写真原作者:日本大学2年 斎藤直宏
1999年6月30日(水)17時
渋谷区神宮前にて撮影


後藤ゼミナール 地図


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