日本大学文理学部社会学科学術系イベント「ソシオフェスタ」
後藤範章研究室 Online Exhibition Gallery

日本大学文理学部社会学科 ソシオ・フェスタ2020 後藤範章研究室
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ご挨拶

新型コロナウィルス感染症が、世界中で猛威をふるっています。WHOがパンデミックを宣言したのは2020年3月11日のことでしたが、現在もなお深刻な事態が続いており、収束の見通しは立っておりません。2020年度の授業の大半がオンラインに切り替わり、学生も教員も大学という教育・研究のホームグラウンドから切り離されての生活を余儀なくされました。
こうした中、当研究室では、9月中旬に予定していたゼミ合宿が出来なくなった代わりとして、学部の教室を使って「通い合宿」を行い、チームや各人が取り組んだ調査の成果を報告し時間をかけて議論しました。その結果、感染防止に細心の注意を払いながら調査研究活動を推進していく意志と覚悟を、皆で確認し合うことができました。それ以降、当研究室所属の学部3・4年生(ゼミナール生)が“写真で語る:「東京」の社会学”プロジェクトに、2年生(プレゼミ生)が映像ドキュメンタリー“下高井戸・桜上水物語”制作プロジェクトに、事前の調査期間を加えると約半年間をかけて取り組みました。
研究室の調査研究の成果については、毎年、学部内で展示発表会と上映会を開催してきましたが、今回はそれも叶いませんでしたので、特設サイトを新設してオンライン上で発表することに致しました。
27回目となる“写真で語る:「東京」の社会学”展と、10回目となるシモタカ・ジョースイ映像祭を、どうぞご覧下さい。そして、困難な状況下で精一杯努力し、途中で投げ出すことなく、成果を「形」にして公表するところまでやり遂げた学生たちに、励ましの言葉を投げかけていただければ幸いです。

2021年2月15日
日本大学文理学部社会学科教授 後藤範章